豊富で良質な地下水は、10,000t/日以上の採取が可能で食品製造への活用に最適です。
段階揚水試験
1時間ごとに揚水量を変化させながら、最大揚水量を算出する調査です。この調査では、5時間に亘り揚水量を変化させ、実施しています。
水の郷エリア10,000t/日以上の地下水の採取が可能です。
段階揚水試験の結果、ポンプ能力の限界にあたる1本当たり約2,500リットル/min(3,600t/日)の揚水量が確認できたことから、これに安全係数0.8を乗じると、4本の削井により10,000t/日以上の地下水の採取をクリアします。
◆段階揚水試験結果
井戸4本で、10,000t/日以上の揚水が可能です。
段階揚水試験とは、1時間ごとに揚水量を変化させながら最大揚水量を算出する調査です。本調査では、5時間にわたり調査を実施しています。
連続揚水試験
段階揚水試験の結果に基づく最大揚水量(2,500リットル/min)を8時間連続して揚水し、地下水位の変化を見ています。この調査では、8時間にわたり実施しています。
安定した地下水の採取が可能です。
連続揚水試験の結果、スタートから10分で4.89mの水位低下が見られますが、180分を経過したところから-5.56m~-5.57mの水位低下で安定します。6時間を経過してもそれ以上の変化が見られないことから、安定的な地下水の採取が可能であると想定されます。
◆連続揚水試験結果
経過時間 | 地表面からの深さ | 揚水による水位変化 |
---|---|---|
試験開始時 | -11.00m | 0.00m |
10分経過 | -15.89m | 4.89m |
1時間経過 | -16.37m | 5.37m |
3時間経過 | -16.57m | 5.57m |
6時間経過 | -16.57m | 5.57m |
※2時間経過後は、水位変化なし
連続揚水試験とは、段階揚水試験で確認された揚水量を連続して汲み上げ続け、地下水位の変化を見る調査です。本調査では、8時間連続して調査を実施しています。
回復試験
揚水を停止し、その後の水位の回復状況の確認をしています。試験井戸の揚水終了後、2時間にわたって水位の回復状況を試験しました。
周辺には豊富な地下水が保障されます。
回復試験の結果では、揚水停止後5分で4.93m回復、1時間後には5.44m回復しほぼ揚水開始前まで回復していることがわかります。このことから、周辺の地下水量が豊富であることが確認されています。
◆回復試験結果
経過時間 | 地表からの深さ | 揚水停止による水位変化 |
---|---|---|
試験開始時 | -16.57m | 5.57m |
10分経過 | -11.50m | 0.50m(88%) |
1時間経過 | -11.13m | 0.13m(98%) |
2時間経過 | -11.08m | 0.08m(99%) |
※1時間経過後には、揚水前の98%回復
回復試験とは、揚水試験の後、揚水を停止後の地下水位がどのように回復するか調査するものです。本調査では、回復状況について2時間にわたり調査を実施しています。
水質
- 水の郷エリア 10,000t/日以上の地下水採取が可能
- 硬度11~20mg/リットルの超軟水
飲料水としての基準を大きくクリア
食品づくりに適した水質 - 豊富な地下水の採取を保障
水の郷工業団地消雪井戸から採取した水質の検査結果は、次のとおりです。